パートや契約社員の方必見!無期転換ルールを理解しよう
2018.08.15

パートや契約社員の方必見!無期転換ルールを理解しよう

非正規で働くママたちは必見!


非正規で働く人の数は年々増え続け、平成29年では、約5,000万人、全体の30~40%の人たちが非正規の職員として働いています。妊娠・出産を期に職場を退職したり、育児との両立のためにフルタイムではなく、パートや契約社員といった形式で働いている人も多いのではないでしょうか。

その一方で、極端な正規職員との待遇差や、有期契約の更新拒否である雇い止めなどが問題として取り上げられるなど、非正規で働くことには一定の不安がつきまとうことも事実です。

しかし、平成25年に改正労働契約法が施行され、不安の1つである「雇い止め」に関する部分が大きく改善されることになりました。自身の生活を守っていくためにも、パートや契約社員など、有期契約で働く方は、この制度を正しく理解しておく必要があるでしょう。

 

有期契約の問題点とは?


まずはじめに、有期契約で働くことの問題点を理解しておきましょう。有期契約とは、期限のある労働契約のことで、契約社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイトなどの働き方すべてを含みます。名前の通り、1年や3年など、契約の終了時期が決められていることが多いです。

しかし、勤め先と労働者の両方が拒否しなければ、自動的に契約を延長とすると定めている場合も多いため、有期契約にも関わらずその契約更新をあまり意識せずに働き続けている方も多いのではないでしょうか。

企業側からすれば、時期が来れば契約を更新しない、という選択ができるため、業績の悪い時には契約を更新しないなど、一番初めに調整ができる職員として捉えている部分も少なからずあるでしょう。

これまでは、有期の契約である限り、「いつ契約が更新できなくなるかわからない」というリスクと向き合う必要がありました。しかし、今後は、無期転換ルールを利用して、自分の望まないタイミングで契約を打ち切られるということがないよう、契約を変更することができます。

 

無期転換ルールとはどのようなもの?


平成25年に改正労働契約法が施行され、この中で「無期転換ルール」と呼ばれるものが定められました。これは、有期労働契約で働く人が、一定の条件を満たしている場合に、契約を無期限に変更することができるルールです。具体的には、下記の3点が条件となります。

1.有期労働契約労働者からの申し込みがあること
2.有期労働契約の期間が通算で5年を超えること
3.無期転換の前後で同じ企業との契約であること

通算で5年のカウントの方法については、下記の図にまとめていますので参考にしてください。1回の契約期間によってパターンが異なり、1年ごとの契約の場合には、5回目の更新後の1年間が申し込み可能な期間となります。

もし、3年ごとの契約の場合には、1回目の更新で通算5年を超えるとみなされますので、1回目の更新後の3年間が申し込み可能な期間となります。ただし、このルールが有効になるのは平成25年4月1日以降に開始した契約からとなりますので、それ以前に開始した契約については、通算の5年間にカウントされません。

産休や育休で仕事から離れる場合には、勤続年数はリセットされませんが、契約期間中に一度でも契約を解除した期間が6カ月以上ある場合、勤続年数がリセットされてしまいますので注意しましょう。

(厚生労働省 有期契約労働者の無期転換ポータルサイト内画像を参考に制作)

 

申し込むにはどうすればいい?


先ほどの図にあるような条件を満たしている場合でも、自分から申し込みを行う必要があります。企業側から、労働者に対して「無期契約へ変更可能ですが申し込みますか?」といったアナウンスを行う責任はないため、希望する場合には自分からアクションを起こす必要があります。

有期契約労働者が無期転換の申し込みを行った場合、企業は断ることができないルールになっています。条件に当てはまり、無期転換を希望する場合には、ぜひこのルールを活用してください。

もしも、前例がなく申し込みしにくい、手続きの進め方を会社以外の誰かに相談したいといった場合には、沖縄県や連合沖縄が無期転換ルールを含む、労働環境に関する電話相談可能な窓口を設置していますので、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?

沖縄労働局雇用環境・均等室
電話番号:098-868-6060(総合労働相談コーナー)

沖縄連合|沖縄労働相談センター
電話番号:0120-154-052(フリーダイヤル)
受付時間:平日9:00〜17:00

 

work_deskナビゲーター
フルタイムで働けないお母さんたちは、パートや派遣社員などの契約で働いている方も多いはず。 うまくこの制度を利用して、雇い止めなどの不安が少しでも楽になると嬉しいですよね。